愛知県名古屋市に住む私は、長年サーフィンに明け暮れてきた50代だ
地元のサーフィン愛好会でイベントや小さな大会の運営もしており
波を追いかけて全国各地へ足を運ぶのが人生の楽しみになっている
今回のターゲットは大分県
九州の東側に位置するこのエリアは、太平洋に面した宮崎ほど有名ではないが
「穴場の良波が残っている」と仲間のサーファーたちの間で評判が高い
50代にして初めての大分サーフィン遠征
胸が高鳴るのを感じながら、中部国際空港のゲートをくぐった
サーフ遠征の「足」問題は軽バンという答え
サーフィンの遠征は荷物との戦いだ
ロングボードやショートボード、複数のウェットスーツ
リーシュコードやワックスなどの小物、そして着替えに食料……
普通の乗用車では積みきれないことも多く
これまでは軽トラやステーションワゴンを借りることが多かった
ただ、軽トラは荷台がオープンで、ボードを紐で固定するのが手間だし雨が心配
ステーションワゴンはレンタル料が跳ね上がる
そこで今回試してみたのが軽バンだ
調べているうちに、業務レンタカー福岡空港店の存在を知った
福岡空港から手軽にアクセスでき、軽バンが格安で借りられるという
大分までのアクセスも、福岡経由が一番便利だと判断して、迷わず予約を入れた
福岡空港でダイハツ・ハイゼットカーゴと対面
福岡空港に降り立ったのは朝10時過ぎ
空は薄曇りだったが、南からの風が頬に当たった瞬間に「波があるな」と直感した
長年サーフィンをやっていると、風と湿度で何となくわかるようになるものだ
業務レンタカー福岡空港店でサクッと手続きを済ませ
案内されたのはダイハツ・ハイゼットカーゴだった
後部ドアを開けてみると、荷室の広さに思わず唸った
天井が高く、ボードバッグを立てかけても余裕がある
ショートボード2本とセミロング1本、ウェットスーツを2着
その他の荷物をすべて積み込んでも、まだスペースが残った
「これは正解だった」と、スタートから気分が上がった
福岡から大分へ——大分自動車道を快走
ハイゼットに荷物を積み込み、大分を目指してアクセルを踏んだ
大分自動車道を使えば福岡から大分市内まで約2時間
軽バンは高速でそれほど速度は出ないが、視点が高いぶん前方の見晴らしがよく
長距離でも思いのほか疲れない
車内はボードの潮臭い匂いとワックスの甘い香りが混じり合って
いかにも遠征らしい空気が漂っていた
50代になっても、この感覚は変わらない
むしろ年を重ねるごとに、遠征前のこの時間が愛おしくなっている気がする
大分・臼杵エリアの海へ
最初に向かったのは大分県臼杵市近くのビーチだ
大分は知名度こそ低いものの、リアス式の海岸線が複雑に入り組んでおり
風向きによって様々なポイントが機能するのが特徴だと聞いていた
現地に着いてみると、胸〜肩サイズのきれいなセットが入っていた
平日ということもあって、ローカルが数人いるだけ
これだけの波をほぼ独占できる
「名古屋じゃ、こうはいかないな」
思わずそう呟きながら、急いでウェットスーツに着替えた
ハイゼットの荷室はそのまま更衣室になる
背が高い軽バンならではの恩恵だ
初日のサーフィン:久しぶりに波と会話できた気がした
水に入ると、まず水温の高さに驚いた
愛知の海と比べて明らかに温かく、体への負担が少ない
波のクセもつかみやすく、セットのたびにいい位置に入れた
大会の運営ばかりしていると、自分自身が波に乗る時間が減ってしまう
久しぶりに誰の目も気にせず、ただ波と向き合う時間
2時間があっという間に過ぎた
ハイゼットで車中泊——50代サーファーの正直レポート
初日の夕方、近くの道の駅に車を停めて車中泊の準備をした
後部座席を倒してフルフラットにすると
身長170cmの私が足を伸ばして横になれるスペースが確保できた
若い頃は地べたでも平気だったが、50代ともなると寝床の快適さが翌日のパフォーマンスに直結する
厚めのマットを持参していたこともあり、思いのほかぐっすり眠れた
翌朝、目覚めると窓の外は朝焼け
海の匂いと鳥の声
道の駅の駐車場で迎えるこの朝が、遠征の醍醐味だと改めて感じた
2日目は別府湾沿いを北上
2日目は別府湾沿いのポイントを探りながら北上した
大分は温泉地のイメージが強いが、海沿いの道路は走っていて気持ちがいい
別府の街並みを横目に見ながら、波のありそうな場所を直感で探す
軽バンは小回りが利くので、細い漁港の道でも躊躇なく入っていける
目星をつけたポイントで波チェックをして、よさそうなら荷室からボードを出す
この身軽さが、軽バン遠征の最大の魅力だと思う
格安レンタルで旅のコストを大幅カット
今回3泊4日で業務レンタカー福岡空港店のハイゼットカーゴを借りたが
費用は一般的なレンタカー会社で軽バンを借りるのと比べて大幅に安く抑えられた
その分を宿泊の一部や地元の食事に回すことができた
大分で食べた関サバの刺身は、名古屋では絶対に食べられないレベルの新鮮さで
これだけで遠征に来た価値があったと思えるほどだった
「ハイゼット×格安レンタル」の可能性
名古屋から飛行機で飛んで、福岡空港でハイゼットを借りて大分へ
このルートは、思っていた以上にスムーズで快適だった
サーフィンは荷物が多い遊びだ
それでも軽バンなら全部積み込んで、波のある場所へどこへでも走っていける
大会の運営をしていると、波に乗る時間が後回しになりがちだが
こういう一人旅で海と向き合う時間が、また次への活力をくれる気がした
次回は宮崎方面まで足を延ばして、より長距離の遠征に挑戦してみたい